2015年4月28日火曜日

龍が如く0

PS3/PS4で発売されているセガの龍が如く0の感想。
今作は0(ゼロ)と表記されているが、龍が如くシリーズのナンバリング作品であり、
龍が如く1より前の時代をテーマにした舞台である。
主人公は桐生一馬と真島吾朗。各章毎に入れ替わりながら進めるタイプです。
舞台は東京・神室町と大阪・蒼天堀の2つです。

時代は1988年代の日本が好景気だったバブル時代で、
金・女・暴力の3つをテーマにしている。
何をするにしても金・金・金で、バトルに至っては敵を攻撃してダウンさせれば
金を少し入手できたりと、全体的に金を多く稼げて、金を多く消費しやすいシステムだった。

やはりバブル時代のため、夜はネオン街ではあるものの、
どこか懐かしさすら感じる街並みをあえて古く作られているのも特徴だ。
町の人々の髪型や服装にしても昔ながらの衣服で、
小さな小物・看板などのデザインもそれらしさを感じるものがあった。


東城会の堂島組をピックアップした内容で、内部紛争によるストーリーでした。
そこに絡む堂島組の3幹部の若頭補佐がストーリーに深く入り込み、
通称・カラの一坪の争奪戦が展開する。

桐生と真島はカラの一坪には何ら興味はないが、マキムラマコトを通じて
やがてヤクザを相手にやり合うことになる。
この辺りの登場人物はそれほど多くもないが、逆に頭に入りやすいところがあった。
久瀬などは何度かしつこいほど登場することもあり、
そこらを見ると敵キャラが少し少ないように感じたところもある。




いつもの龍が如くシリーズのように、メインストーリー+サブストーリー+プレイスポットが
基本軸にあり、龍が如く0では金の稼ぎ場となるシノギが用意されてました。
サブストーリーの内容はいつもどおりで、全部で100種類と数は多い。
桐生と真島に半分づつ用意されている。
もちろんコンプリートすれば最後に亜門とバトルをすることになる。

プレイスポットのミニゲームは、今作も前作などからあったいつものミニゲームに加えて、
ポケットサーキットやキャットファイト、ディスコ、テレクラなどが新たに加わった。
ポケットサーキットは昔ながらミニ四駆をカスタマイズしてコースで走らせる内容です。
サブストーリーと絡んである内容で、どこかアナザードラマ仕立てになっているのが印象だった。


キャットファイトは女がテーマのエロティックなミニゲームを感じさせるものがあったが、
基本はジャンケンの手を出して連打するだけなので、
シンプル操作ではあるものの疲れるし面倒に感じるだけの仕様でした・・・
注目されていたミニゲームだったとは思うが、こうも仕様が糞だと何だかなーと思う。

ディスコテレクラなどは新しいミニゲームではあるが、シンプルな内容なので
難しくはなかったが、テレクラなどは何度も同じパターンで終わる女性との待ち合わせに
なってしまったりと大変な部分が目につくところもあった。
コンプリートを含めて考えると、この辺りは何故こんな仕様にしてしまったのか謎だ・・・
ディスコはダンスゲームだが、リズムカルにカーソルを合わえてボタンを押すだけの内容です。

他にはハイテクランドセガで遊べる懐かしのセガのゲームなども収録されていたが、
今プレイしてみると操作しづらいものがあるので、快適に遊べるというものではなかった。
ボタン一つで初めからリスタートできれば快適だと思えたが、
そういった細かい配慮までなかったのが残念。
アーケード版に実に忠実なシステムだったが、そこは融通を効かせて欲しかった。


シノギの方では、桐生には神室町マネーアイランドという不動産を経営する
ミニゲームが用意されていたが、こちらは人員をセットして、物件の購入やら
それで発生するサブストーリーなどをこなしていく流れでした。

真島の方にも用意されている蒼天堀水商売アイランドも似たような流れで、
こちらはキャバクラ経営です。
以前からあったキャバ嬢との会話だったり、新しく用意された客の対応などを
細々とキャバ嬢らに対応させて金を稼ぐ内容。

いずれも大金は手に入るものの、フィールドにいるカツアゲ君狩りで金稼ぎをしたほうが
はるかに楽なので、どちらかというと一つのサブストーリーというか
アナザードラマをプレイする感覚で遊ぶ内容でした。

龍が如く0で、新しい要素といえばこのぐらいだろうか。
真島の方では武具探索というエージェントを派遣させて武具や素材を入手するシステムが
用意されているが、探検ゲームとかそんなワクワク期待させるものではなかった・・・。
もっともそこまで武具を多く用意する必要はあるのか疑問にすら感じるところもあります。

ただセットするだけで、あとは時間を待つだけの内容で、
結果を見れば確率で武具やアイテムを受け取れる内容だったので、
どこか手抜きというか微妙を感じるところもある。
この辺りは他に別の仕様はなかったものかと思うところだが、
全部の武具を手早く入手できるという点においてはいいが、システム的には作業的である。


全体的に真新しい部分はそれほどでもなかったが、ストーリーは面白かった。
龍が如くシリーズは1年そこらで新作を作りあげてしまほうどのペースです。
このクオリティーで毎年作れるのは大したもんだと毎度思うところかな。
駄目なところは次で改善すればいいだけのことだし、
何ががしらの期待感は持てそうですね!

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