2017年1月27日金曜日

ファイナルファンタジー15

PS4、Xbox Oneソフトのファイナルファンタジー15の感想レビュー。
開発に約10年近くかかって発売されたファイナルファンタジーシリーズの最新作。
販売と開発はスクウェア・エニックスのゲームです。

もともとはファイナルファンタジーFF13ヴェルサスという、FF13の派生ソフトのような
感じで制作されてきたゲームだが、時代も新世代ハード機へと移り変わり、
時代が合わなかったのか、長らくヴェルサスは発売されることがなかったゲーム。
そして新しくファイナルファンタジー15として、ナンバリングタイトルに変化した作品です。


ゲーム舞台
新しくなったファイナルファンタジー15はオープンワールド化し、
RPGというジャンルではあるが、どちらかというとアクションRPGが正しいです。
○ボタン長押しでオート攻撃はしてくるものの、回避や魔法など自分で操作します。
自由にフィールドを探索できるが、ストーリー中盤以降はリニアで物語が最終まで進む。

舞台は広大なマップであるが、何かやるとしたら、アイテムを収集したり、
クエストを受けて動き回るくらいです。ダンジョンなどもあるが、
それほど数は多くないので、探険しているという要素は若干弱いかもしれない。
今後DLCなどで拡張されて増えることも想定されるが、一つの地域に2・3個あるくらいです。




ストーリー
FF15のストーリーは平たく言うと、主人公たちの国であるルシス王国が、
敵国のニフルハイム帝国にクリスタルを奪われ、尚且つ国を襲撃され、
父親に代わりクリスタルの奪回をする感じです。

厳密には敵国との停戦条約の一つである、ルーナとの婚姻のために出かけた旅だが、
途中から事情も変わり、ニフルハイム帝国と戦うことになる。
FF15に登場するキャラクターはそこそこ数は多いが、ゲームに登場するキャラ数は
それほど多くなかった気がする。帝国軍側はあまり描かれていないことが多かったからです。

物語の前半部分はキングスグレイブFF15という映画で描いているということもあり、
ルーナの人物像にしてもゲームだけでは補えるほどの内容には至っていないので、
キングスグレイブも観てファイナルファンタジー15を評価するゲームかと思いました。
映画の方はフル3DCDGで描かれ、ルシス国の精鋭である王の剣やレギスが活躍する物語です。


FF15と関連したもの
他にはキングスグレイブもFF15ユニバースの一つではあるが、

など、ファイナルファンタジー15をより深く知れる、ゲームや映像コンテンツなども用意された。
なので今作は一つのゲームだけにとどまらず、
いろんな形でFF15を広くアピールしたゲームでした。


オープンワールド
前述した通り、ファイナルファンタジー15は新しくオープンワールドを採用している。
フィールドではノクティスがリアルに魚の釣りゲームをしたり、フィールドに落ちている宝箱や
素材となるアイテムを収集したり、キャンプ地でイグニスが料理を作ったりと、
旅感覚を味わえる要素も盛り込まれている。

また旅の記念写真はプロンプトが写真撮影してくれるので、プレイヤーの想い出として
画像が保存され、またSNSへ投稿することもできる仕様。
フォトフレームなども用意されているので、綺麗に飾るように工夫などもされている。

道路ではレギスの愛車である車(レガリア)を運転して移動するのが基本となり、
ストーリー序盤の方ではチョコボに乗ってフィールドを駆け巡れたりと、
一通りのオープンワールドでできることは揃っている。
レガリアはハンマーヘッドでカスタマイズを行ったり、チョコボはチョコボレースを
プレイして楽しめる要素なども用意されてました。

フィールドは広いのファストトラベルというワープ機能を使って楽に移動することも可能。
ただオープンワールドのゲームなのでローディングはかなり長めです・・・


バトル
バトルはコマンド制バトルから、アクションゲームのような操作に切り替わり、
ユーザーの腕の操作性も求められてくるが、一応簡単なウェイトモードなども用意されている。
基本は○ボタン押しっぱなしで攻撃をオートで繰り出してくれる仕様で、
その他にはマップシフトで高い位置へ登って、そこから武器を投げてシフトブレイクしたりと
高速移動などもできる。

魔法はエレメント鉱石をフィールドで入手して、
それを合成させることで特殊効果のある魔法を精製したりできます。
組み合わせによりサンダー、ファイア、ブリザドといった基本魔法の他にも
素材を混ぜ合わせると特殊効果が付くので、一応カスタマイズ要素が込められている。


さらにはバトル中、仲間に指示を出して攻撃してもったりもできる。
ストーリーを進行させれば召喚獣を呼べたりと、どちらかというとライト寄りに設定された
難易度といった感じでした。

アビリティを習得すれば技が増えたりする要素もあるが、APを稼ぐの少し大変というか
AP999といった気が遠くなるような設定にして、ゲームを最後までやり込んで貰えるとは
到底思えない印象を感じました。逆にレベル上げするのは非常に簡単なので、
DLCの追加などでAPを稼ぎやする料理があった方がいいと思ったくらいだ。


魔法に関しては仲間にもダメージを負ってしまうフレンドリーファイア仕様なので、
バトル開幕以外には使いづらいと思った。
カメラワークなども一部植物にカメラがめり込んで見づらくなったり、
指輪の魔法を使うと何故かノクトにカメラの焦点が合わさったりと遊びづらい所もあった。

武器はいくつか種類があるが、ノクティスにはファントムソードというHPを減らして戦える
強力な武器がある。でもHPが減りすぎるのでお世辞にも使いやすい武器とまでは至らず、
あまり使う機会がなかった印象でした。武器の要素というよりアクセサリーの要素でしか
ならなかったのは残念だった。

他には仲間たちには衣装が用意されているけど、数がそれほど多くないので
いつも同じタイプの衣装ばかり装備してた。
なんかエネミーにより切り換えなどをするタイプでもなく、オシャレ要素ということでもなく、
性能として優秀な衣装を身に着けていた感じです。


強い敵とのバトルでは、基本的に回復アイテムを使いまくりながら戦えば
どの敵も普通に倒せるので達成感に乏しい内容のゲームだった。
やはりサブクエストのルシスに眠る脅威のような、アイテム使用不可といった条件が
与えられているダンジョンのように、制限をかけないとゲームとして楽しめるか微妙かも。
いつまで経ってもパーティーが全滅しないゲームというのは緊張感に欠ける。

そもそも召喚獣の攻撃にしてもダメージ量が多すぎるため、
召喚獣を呼んでしまえば特に苦労することなくダメージを与えれるのは、
ゲームバランスを駄目にしている要素の一つだ。
この辺りのゲームがライト向けの設定が、面白さを損なわせている原因とも言えた。


クエスト
全体的にストーリーをプレイするより、クエストを遊んでいる時間の方が遥かに長かった。
クエストの種類はサブクエスト、討伐依頼などがあり、一部別行動クエストなども
用意されている。さらには手紙を収集したり、車の故障やら、傷ついた人を救出するような
簡単なクエストなども大量に盛り込まれている。

基本的に収集系や似たような内容ばかりだったのが残念・・・。
サブクエストのような簡単なストーリーが盛り込まれていないものがほとんどで、
こういった作業的に遊ばせるゲームは退屈なだけで、ゲームの価値観が損なわれると思う。


全体的な感想
もう少しストーリーが長かったら、こうまで叩かれるようなゲームではなかったと思う。
ストーリーボリュームがスカスカだし、チャプター13においては無駄に長く面倒くさいという
印象が強く残ったので、何かファイナルファンタジーらしさが損なわれていた。

ストーリークリア後にまっているのは、プティウォス遺跡など何故かアクション寄りのゲームが
用意されていたりと、何かFFとは別のゲームを遊ばされているような雰囲気が漂う・・・。
何か全体的にリアルにこだわるがあまり、ゲームの面白さや操作性が損なわれて
つまらないゲームへと変化したんだと思うところもしばしばあった。

最近配信されたDLCのモグチョコカーニバルでは、そういった面倒な部分が改善されてて
気持ちよく、また楽しくゲームをプレイできたという印象が残ったが、
最初からそんな感じのやつを作ってくれよ!と思ったけど更な話ですね・・・

仲間との旅、それはストレスを抱えるところもあるんだなとFF15プレイしてて感じたことかな。
やっぱゲームはリアルにしすぎても駄目なんだと。

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