2015年2月18日水曜日

テイルズオブゼスティリア

PS3で発売されているバンダイナムコゲームスのテイルズオブゼスティリアの感想。
テイルズオブシリーズの最新作であり、今作で20周年を迎える節目にあたるゲーム。
情熱をテーマにし、原点回帰を一つのテーマにしているのだという。
天族と人間たちの共存、そこに絡む穢れやドラゴン、そして導師の伝説などがある。
大陸は広大なグリンウッド大陸が舞台となっている。

主人公は天族の杜イズチで暮らす青年。
一応人間ではあるが訳があって天族たちが暮らす集落で生活している。
霊応力が高いので一般の人には見ることの出来ない天族を見れる。
ミクリオは水の天族でスレイと共に育ってきたが、それなりに事情があってお互い育つ。

そこにハイランド王国の末端の王女にあたるアリーシャと遭遇することにより、
ストーリーが進むことになる。やがてスレイはライラと契約をして導師となって
世界を冒険しながら穢れた世界をどうにかする王道RPG的な物語になってます。

大自然が広がるエリアだったり、ゴツゴツとした薄暗い洞窟など舞台は様々で
以前のテイルズと比較すると歩くことが多い広々としたフィールなのが特徴だ。
読み込みのローディングなどもそれなりに早いのでストレスにはならなかった。

仲間の天族は、ミクリオ、ライラ、デゼル、ザビーダ、エドナがおり、
人間の仲間はアリーシャとロゼが加わることになる。
アリーシャに関しては途中で抜けて、途中で再加入するも最後まで残れるキャラでも
なかったのでサブキャラ的な存在となっている。
DLCではアリーシャアフターエピソードがあるが、そこでは主人公としてなっているが、
一部の期間だけ無料配信されているもので、あり期間がすぎれば有料配信になるもの。


ゲームでは普通にRPGとしてストーリー進行があり、
そこにサブイベントとなる瞳石エピソードサブエピソードと小分けされた
クエストのようなもので分けられている。
瞳石エピソードはストーリーに絡むこともあり、結局はストーリーの一部として
とらえるような構成になっている、過去の映像を見る瞳石収集内容でした。

ですので従来あったようなサブイベントは、正確にはサブエピソードの方に
なったような感じでした。イベントのフラグ状況の立ち方が分かりづらいところもあって
そこは同行キャラクターに話を聞くことで分かり得るようになっており、
メニュー画面などから確認できる仕様でなくなったのが残念というか、
もう少し公式サイトなどで初めからそういった仕様になっていると記載して欲しかった。
微妙な内容で書いてあったので、同行キャラの必要性が初めは何なのかサッパリだった。

そういったサブエピソードの他には、フィールドやダンジョンではマップを見ながら
宝箱開けや薬草アイテムの収集、石碑ディスカバリーの発見、ノルミン探し
強敵である変異憑魔と宝珠集めなどがありました。


変異憑魔に関しては今までのテイルズオブのシリーズであったような、
フィールドにぽつんとボス並の強さを持つ強敵が配置されているような感じです。
そのボスを倒すと最大HPの上がる宝珠というものを入手して、
仲間が強化されるものであって、やってやらなくてもいいようなものです。
それなりに強いので中盤頃の実力が高まったときなどに倒すような感じでした。

石碑やディスカバリー、ノルミン探しなどは普通に移動して探すのは困難なもので、
サポートタレントと呼ばれる冒険をサポートしてくるシステムを利用して探すことになる。
敵を倒すと移動速度が早くなったり、近くに名所やノルミンがあった場合などは
声で知らせてくれる便利な仕様です。
これらのサポートを活用しながら収集するやりこみ要素がゼスティリアには加えられている。


バトルにおいてはシームレスかつ素早く戦闘に入れるシステムが加えられて、
ローディングのなさに驚きを感じた次第でありますが、一部の場所においての
カメラの位置が不安定になりまったく画面が見えないこともしばしばあって、
なんだか不安を感じさせるところもいくつかあった。
神依を使用してからの敵のバッサリ感や素早い動きはテイルズだなと感じさせるものが
ありましたが、初めに覚えなきゃいけない要素が多すぎたので把握するのが大変・・・

さらにバトルをサポートしてくるバトルアクトというものもある。
こちらは条件をある回数まで達成させたりすると習得するもので、
回数が少し多すぎるものもあったが、セットしておくとだいぶバトルが楽になるものがある。
こういった初心者設計なども用意されているが、難易度はいつでもどこでも変更可能な
仕様にしてあるので、詰むことがなくストーリーを攻略できる点はいいかもね。
RPGだと途中変更ができない苦しい点もありますから。

他にもレベル上げとはまた別に称号も今作には存在している。
こちらも一部の装備化としているようなものがあり、スキルが解放されて味方が強化
されていく仕様でした。一人のキャラクターに複数の称号があるので、
どれかを鍛えて強くしていくようなもので、キャラクターの強さに繋がる。

他には宿屋のシステムでは、戦闘を少しでも楽にしてくれる効果を付与してくれます。
こちらは料理メニューを選んでただ宿屋に泊まれば、一定回数だけ能力が上がるというもの。
まあお手軽なので宿屋としての効果よりスキル付与的なもので泊まるような感じでした。
ショップランクが上がれば料理のメニューが増えて付与の種類もやや豊富になる。
アイテムのおやつでも特殊効果を付与できる効果があります。

武器や防具に関しては店買いより敵からドロップしたり、宝箱から入手したほうが
強いという印象があった。そもそもついているスキルも異なるので
融合を楽しむためのシステムに近いものがあるかもしれません。
集めたノルミンなどを加護天族(地の主)でセットしたりでお目当てのスキルが
付いた装備を収集することになるが、少しダルい印象もあり、これをやりこみ要素として
とらえるか面倒だととらえるかは人それぞれになる気がする。


やり込み要素といえば大体そんなところでしょうか。
ストーリー攻略後はグレードショップなるものがゼスティリアでも用意されているので
周回プレイを行って満足するような内容でした。
カースランド島という隠しダンジョンも用意されているので、それを遊ぶか2周目を
まったり遊び尽くすかといった感じで、こちらもテイルズだなと思えるような内容だった。

あとはトロフィーをコンプリートする流れで、ストーリーの分岐らしきものは
無いに等しいので一本道のストーリーです。
寄り道のフィールドやダンジョンなどはちらほらと見かけるが、
サブイベントにすら関わってないものもあって、金の鍵すら入手しないで最後のエンディングまで
プレイしてしまった残念が少し残ったかな・・・。
鍵くらいはストーリー進行かサブエピソード辺りで絡めて欲しかった部分もある。

全体的にゼスティリアはどうなんだろうと考えると、まあ普通のマザーシップタイトルかな。
DLCの件などもあり荒気味なところもあるが、良くも悪くも国産RPGだった。
PS3で発売されていたので、PS4で発売して欲しかったもどかしさもあるが、
完全版とか出すような気がして何だかなー思えるストーリーに不安を覚えるものもあるかな…

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